メルマガで成果を出したいと考えたとき、多くの人が「文章の書き方」や「セールス導線」に目を向けます。しかし実際には、その前段階に見落とされがちな重要ポイントがあります。それが送信元メールアドレスの設計です。

UTAGEを使ったメール配信では、GmailやYahoo!メールといったフリーメールを送信元に使うことはできません。これは単なる仕様ではなく、到達率と信頼性を守るための前提条件です。

この記事では、独自ドメインメールを用意する理由から、UTAGEで問題なく配信できる状態を作るまでを、構造的に理解できる形で解説します。

「設定が不安」「専門用語が多そう」と感じている方でも、なぜそれが必要なのかを理解しながら進められる内容になっています。

Contents

なぜ今、独自ドメインのメール設定が重要なのか

パソコンでメールを送っている様子
メールが「届かない」時代に入っている

以前は、フリーメールアドレスからでも問題なくメルマガを配信できました。しかし現在は状況が大きく変わっています。Gmailをはじめとした主要メールサービスは、迷惑メール対策を年々強化しており、送信元の信頼性を厳しくチェックしています。

その結果、

  • 内容に問題がなくても
  • 売り込み色が強くなくても

送信元の設定が弱いだけで迷惑メールに入るケースが増えています。

独自ドメインメールがもたらす本質的な価値

見た目以上に重要な「技術的信用」

独自ドメインのメールアドレスは、受信者に安心感を与えるだけでなく、受信側サーバーからの評価にも大きく影響します。

メールは送信されると、本文を読む前に次のようなチェックを受けます。

  • 本当にそのドメインの持ち主が送っているか
  • 送信時点の内容と、受信時点の内容が同一かどうか
  • 不正メールの可能性はないか

これらをクリアできないと、内容以前に弾かれてしまいます。

DKIM・DMARCを設定できる意味

独自ドメインを使うことで、UTAGEでは以下の認証設定が可能になります。

  • DKIM認証:正規の送信者であり、内容が途中で書き換えられていないことを証明
  • DMARC認証:認証に失敗したメールをどう扱うかを受信側に伝えるルール

これらは人の目ではなく、システムが信用を判断するための材料です。
設定していない状態は、名刺を出さずに商談しているようなものだと考えると分かりやすいですね。

UTAGEで独自ドメインメールを使うための全体設計

「設定作業」ではなく「環境構築」と考える

ここで重要なのは、操作手順を暗記することではありません。
どこで何を証明しているのかを理解することです。

全体の流れは次の3段階です。

  1. UTAGE側で「このドメインから送ります」と宣言する
  2. サーバー側で「確かにその人が使っていいドメインです」と証明する
  3. トラブル時の対応方針をDMARCで示す

この構造を理解しておくと、トラブルが起きても原因を切り分けやすくなります。

実践:UTAGEでの認証設定を進める考え方

UTAGEで行うDKIM設定の役割

UTAGEの管理画面では、送信元として使うドメインを登録します。
ここでUTAGEは、そのドメイン専用の認証情報(DNSに設定する値)を発行します。

この情報は

  • アカウントごと
  • ドメインごと

に異なります。

他人の記事や画像に載っている値をそのまま使っても、絶対に正しく動きません

① メール配信関連の設定画面を開く

UTAGEの管理画面にログインし、
メール配信に関するメニュー一覧の中から、送信ドメインの認証を管理する項目へ進みます。
ここが、DKIM設定の起点になります。

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② 新しいドメイン登録を開始する

設定画面に移動したら、追加のボタンを選択します。
この操作によって、これから登録するドメイン専用の認証情報が作成されます。

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③ 使用するメールドメインを入力して登録

次に、送信元として使いたいメールアドレスの「@以降のドメイン部分」を入力します。
この段階で表示される注意書きは重要な前提条件なので、読み飛ばさずに必ず確認してから保存してください。

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④ DNS設定に必要な情報が自動生成される

登録が完了すると、UTAGE側で

  • DNSに追加するレコード名
  • 設定種別
  • 設定値

といった情報がまとめて表示されます。
この内容が、後ほどレンタルサーバー側で入力する正解データになります。

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※ ここに表示される値は アカウントごと・ドメインごとに異なる固有情報です。
 他の記事やサンプル画面の内容を流用しないよう注意してください。

サーバー側でDNSを設定する意味

次に行うのが、レンタルサーバー側でのDNS設定です。
これは「このドメインは、UTAGEからの送信を許可しています」と外部に示す作業です。

DNS設定は難しく感じやすい部分ですが、実際にやることはシンプルです。

  • UTAGEで発行された情報を
  • そのまま
  • 指定された場所に入力する

入力ミスがあると認証されないため、コピー&ペースト前の確認が最重要ポイントになります。

① DNS編集画面まで進む

エックスサーバーにログイン後、管理用のパネル画面からドメインに関する設定を管理するメニューを開きます。

その中にある、DNS情報を編集できる画面が今回の作業場所です。

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② DKIM対象のドメインを指定する

複数のドメインを管理している場合は、今回UTAGEでメール送信に使う該当ドメインを選択してください。

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③ UTAGEで発行された内容をDNSに登録する

次に、DNSレコードの追加を行います。
入力する項目は以下の3点です。

  • ホスト名:UTAGE側で表示されたレコード名
  • 種別:CNAME
  • 内容:UTAGEが発行した値
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(↑エックスサーバー画面)
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(↑UTAGE画面)

⚠️ 重要な注意点

  • 画像に写っている数値や文字列は「例」です
  • 必ず 自分のUTAGE管理画面に表示されている情報 を使ってください

ホスト名や値はアカウントごとに固有のため、1文字でも違うとDKIM認証は失敗します。
ここは慎重すぎるくらいでちょうど良いポイントです。

DMARCポリシーを設定して配信の安定性を高める

DKIM設定が終わったら、次は
「もし認証に失敗したメールが出た場合、どう扱うか」を示す
DMARC設定を行います。

① DMARC設定画面を開く

エックスサーバーの管理パネル内にある
DMARC専用の設定項目へ進みます。

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② 初期段階では“監視モード”を選択

最初の設定では、
メールを拒否したり隔離したりしない方針を選びます。

これは

  • 正常配信ができているか
  • 問題が起きていないか

を確認するための安全な初期設定です。

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設定後は必ずテスト配信で動作確認を行う

DNS設定は即時反映されないことがあります。
一般的には数時間〜最大48時間程度の待ち時間が発生します。

すぐに結果が出なくても、
設定ミスと決めつけず、時間を空けて再確認してください。

テスト配信時の重要ルール

確認用メールは、UTAGEのシナリオ(ステップ配信)機能を使って送信します。

送信先は Gmail のアドレスがおすすめです。

⚠️ 次の方法では正しく確認できない場合があります

  • 独自ドメイン宛 → Gmailへ自動転送
  • プロバイダメール経由での転送受信

① 確認用のGmailアドレスを登録

UTAGEのメール配信関連メニューからシナリオを選び、
登録フォームを使って Gmailアドレスをテスト登録します。

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② テスト専用のシナリオを用意

メール配信メニュー内で、新しくシナリオを追加します。
内容はシンプルな自動返信で問題ありません。

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③ 送信元アドレスを確認

メール設定画面では、今回DKIM・DMARC設定を行ったドメインのアドレス
送信者として指定してください。

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DKIM/DMARC認証設定を行ったドメインのメールアドレス を入力してください。

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Gmailで認証結果を確認する方法

認証状況は、スマートフォンのGmailアプリでは確認できません。
必ずPC版Gmailでチェックしてください。

① メールの詳細情報を開く

受信したメール右上のメニューから、
メッセージの詳細(ソース表示)を開きます。

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② 認証ステータスを確認

表示された情報の中に、

  • DKIM:PASS
  • DMARC:PASS

と記載されていれば、設定は正常に完了しています。

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PASS表示にならない場合の考え方

一部のGmailアドレスでは、SPFやDMARCの表示が安定しないことがあります。

その場合は

  • 別のGmailアドレスで再テスト
  • メールヘッダー内の認証結果テキストを確認

といった方法で切り分けを行ってください。

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補足

この一連の確認作業は、「本番配信前の安全確認」という位置づけです。
ここを丁寧に行っておくことで、UTAGEでのメルマガ配信は格段に安定します。

改善・応用:独自ドメインを“活かし続ける”視点

認証は一度きりでは終わらない

独自ドメインは、使えば使うほど評価が蓄積されます。
逆に、配信頻度が不安定だったり、内容がバラついていると評価も安定しません。

  • 送信者名
  • 配信目的
  • メールのトーン

を揃えることで、ドメインの信頼性は着実に高まります。

よくある質問

Q1. 独自ドメインメールは必ず作らないといけませんか?

A. UTAGEで安定した配信を行うなら必須です。フリーメールでは認証設定ができず、到達率が不安定になるリスクが高くなります。

Q2. DKIMだけ設定すれば十分でしょうか?

A. 不十分です。DKIMは「正当性の証明」、DMARCは「その証明をどう扱うかの指示」です。両方そろって初めて評価が安定します。

Q3. 設定後にPASS表示されないのは失敗ですか?

A. 多くの場合はDNS反映待ちです。時間を置いて再確認し、それでも改善しない場合は入力ミスを疑いましょう。

Q4. スマホだけで確認できますか?

A. 確認はPC版Gmailが必要です。スマホアプリではメールヘッダーの詳細を確認できません。

まとめ|独自ドメインは「設定」ではなく「戦略」

UTAGEで独自ドメインのメールアドレスを作成することは、
単なる初期設定ではありません。

  • メールを確実に届けるため
  • ブランドとして信頼されるため
  • 長期的に安定した配信を行うため

土台作りです。

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、一度整えてしまえば、その後の配信は驚くほどスムーズになります。
ぜひ本記事を参考に、UTAGEを最大限活かせるメール配信環境を構築してください。

今回の記事でお伝えした考え方や設計は、UTAGE攻略無料セミナーの中で、ファネル全体の流れとして、より具体的に解説しています。

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