こんにちは。
受講生900名、日本で一番受講生が多い UTAGE講座の講師 まどかです。
LINE公式アカウントを運用している方や、これから運用しようと検討中の方の中には、公式LINEを運用するならLステップが必要なのか、LINE公式アカウントとLステップにはどんな違いがあるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
Lステップは、LINE公式アカウントをマーケティングに活用する際に役立つツールです。
この記事では、Lステップがどういうものなのか、そして、Lステップのメリット・デメリットを紹介します。デメリットを解決する方法も示していますので、導入を検討している方や迷っている方は、ぜひご覧ください。
また、公式LINEの活用法を改めて確認したいという方には、こちらの動画で解説しています。あわせてご覧ください。
Contents
Lステップとは?LINE公式アカウントとの違い
LINE公式アカウントは、お客様とのやり取りや情報発信に利用されるLINEの機能です。
Lステップは、LINE公式アカウントの基本機能を補完し、より高度なマーケティングに活用できるツールです。たとえば、LINE公式では一斉送信や簡易的な自動応答が中心ですが、Lステップを使うことで、シナリオ配信やセグメント配信など、ユーザーごとの対応が可能になります。
Lステップの便利な機能
Lステップには、LINE公式アカウントをより戦略的に活用するための機能が多数搭載されています。

- ステップ配信(シナリオ配信)
- セグメント配信
- 複数パターンのリッチメニュー
- 個別相談(面談)予約カレンダー
ステップ配信(シナリオ配信)
LINE公式アカウントには、ステップ配信という機能があります。ステップ配信とは、あらかじめ設定した流れ(シナリオ)に沿って、メッセージを順番に自動で配信する仕組みです。たとえば、新しく登録されたお客様に、登録の当日、翌日、◯日後などに自動的にメッセージを送る際などに活用されています。
LINE公式アカウントにもステップ配信の機能はありますが、Lステップでは、条件によって途中で別の内容に切り替えるなどの細かい設定ができます。お客様の状況に応じて情報を変えることで、購入や申込みといった次の行動につなげやすくなるのがメリットです。
ステップ配信とはどういうものなのかを具体的に知りたい方には、こちらの動画で詳しく解説しています。
セグメント配信
セグメント配信とは、年齢・性別・登録経路・購入履歴などの条件に応じて配信対象を絞り込む機能のことを指します。たとえば、「資料請求をした人に次の案内を送る」「イベントに参加した人にお礼メッセージを送る」といった配信の方法です。
お客様との関係維持や、申し込み・購入といった行動につなげたい場合に活用される配信方法です。
複数パターンのリッチメニュー
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下に表示されるメニューのことを指します。6つのブロックに分かれていることが多いです。
Lステップには、リッチメニューを複数用意しておき、お客様の状況によって異なるメニューを表示する機能があります(料金プランによります)。お客様の興味関心や行動に合わせてメニューを表示できるので、クリック率や申し込みなどにつなげやすいのがメリットです。
個別相談(面談)予約カレンダー
Lステップでは、お客様が個別相談(面談)を予約できるカレンダー形式のフォームを作成できます。

Googleカレンダーなどと連携することで、カレンダー形式の予約フォームを表示できるようになり、お客様は自分の都合に合わせて自由に日時を選択できます。
このような画面を用意しておくことで、お客様が「今すぐ予約したい」と思った瞬間に行動できるようになり、申し込みや購入などの成約率アップにもつながります。
Lステップの料金プラン
Lステップには、3つの料金プランが用意されています。
<Lステップの料金プラン(月額)>
プラン名 | スタートプラン | スタンダード プラン | プロプラン |
メッセージ配信数 | 〜5,000通 | 〜30,000通 | 〜50,000通 |
料金(税込) | 5,000円 | 21,780円 | 32,780円 |
リッチメニュー | × | ◯ | ◯ |
分析機能 | × | × | ◯ |
メール配信 | × | × | × |
LP作成 | × | × | × |
会員サイト運用 | × | × | × |
料金プランによって、機能やLINEメッセージの配信数(上限)が異なります。なお、Lステップにない機能(例:メール配信)を利用したい場合は、こちらをご覧ください。
なお、実際の運用では、Lステップの月額料金に加えて、LINE公式アカウントのメッセージ配信費用も発生します。
<LINE公式アカウントの料金プラン(月額)>
プラン名 | コミュニケーション プラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
メッセージ配信数 | 〜200通 | 〜5,000通 | 〜30,000通 |
料金(税込) | 0円 | 5,500円 | 16,500円 |
※30,000通を超える場合の追加料金:1通あたり3円+税

<Lステップ+LINE公式の料金(月額)>
メッセージ配信数 | 〜200通 | 〜5,000通 | 〜30,000通 | 〜50,000通 |
Lステップ | 5,000円 | 5,000円 | 21,780円 | 32,780円 |
LINE公式 | 0円 | 5,500円 | 16,500円 | 16,500円 +追加料金 |
合計 | 5,000円 | 10,500円 | 38,280円 | 49,280円 +追加料金 |
Lステップの導入手順
ここからは、Lステップの申し込みから運用開始までの手順を紹介します。
<Lステップの導入手順>
- 料金プランを決める
- Lステップに申し込む(アカウント作成)
- LステップとLINE公式アカウントを連携する
1. 料金プランを決める
まずは、料金プランを検討しましょう。前項で紹介した通り、次の3つのプランの中から選びます。
- スタートプラン
- スタンダードプラン
- プロプラン
2. Lステップに申し込む(アカウント作成)
Lステップの申し込みは、Lステップの公式サイトで行います。利用条件や解約について確認したうえで申し込みましょう。
3. LステップとLINE公式アカウントを連携する
Lステップで操作をする前に、LINE公式アカウントとの連携が必要です。連携操作は、以下の2つのLINE関連ツールを使って行います。
- LINE Developers
- LINE Official Account Manager
Lステップのメリット・デメリット
Lステップは、LINE公式アカウントを活用する際に便利なツールですが、利用にあたって注意したい点もあります。そこで、Lステップの特徴を、メリットとデメリットに分けて紹介します。
Lステップのメリット
まずは、Lステップのメリットを見てみましょう。
- メッセージから申し込みや購入につながりやすい
- お客様との関係を維持できる
- 関心の高いお客様に優先的にアプローチできる
メッセージから申し込みや購入につながりやすい
マーケティングでは、お客様に「申し込みたい」と思われるようなアプローチが重要です。Lステップを使うとお客様の状況に合わせて的確に申し込みフォームを送れるため、申し込みや購入につながりやすいというメリットがあります。
お客様との関係を維持できる
Lステップでは、設定した通りにメッセージを自動配信することで、お客様との関係を継続させながら必要な情報を届けることができます。すぐに申し込みをしなかった方にも定期的に連絡できるため、関心が高まったときに自然な流れで次の提案をして、申込みや購入などの行動につなげられるのがメリットです。
関心の高いお客様に優先的にアプローチできる
Lステップの機能を使うと、お客様の行動や反応を数値化し、誰の関心度がより高いかを見極めることができます。確度の高い見込み客に集中してアプローチができるため、営業や案内の効率がよくなります。
Lステップのデメリット
続いて、Lステップのデメリットを紹介します。
- LINE以外の配信(メールやSMSなど)に対応していない
- LINEの垢BAN(アカウント停止)リスクに対応できない
- お客様の情報を一元管理できない
- 公式アカウントごとに契約が必要
- 配信数に応じて費用が増加する
LINE以外の配信(メールやSMSなど)に対応していない
LステップはLINE公式アカウントとの連携に便利な一方で、メールやSMSなどには対応していないというデメリットがあります。そのため、たとえばメルマガを配信したい場合はメルマガスタンドにも申し込む必要があり、その分費用がかかるうえにお客様のデータを一元管理できないのが難点です。
特に、近年はメルマガの大切さが見直されているため、Lステップに申し込む前にメルマガ運用についても検討しておくことをおすすめします。
LINEの垢BAN(アカウントの停止)リスクに対応できない
Lステップは、LINE公式アカウントと連携して動作します。そのため、もしLINEアカウントが停止されると、お客様とのやり取りができなくなるだけでなく、登録データそのものも失われ、売上が一時的に止まってしまう可能性があります。
LINEの垢BANは、通常はLINEのポリシー違反によって発生しますが、正しく運用していても停止される事例が報告されています。垢BAN対策については、YouTube動画でも紹介しています。今すぐ動画で確認したい方は、こちらをご覧ください。
また、こちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
お客様の情報を一元管理できない
上述の通り、Lステップにはメルマガ配信や決済などの機能がないため、それぞれの用途に応じて外部サービスを併用する必要があります。その結果、お客様の情報は複数のサービスに分散され、一元管理が難しくなるというデメリットがあります。
さらに、決済などの場面で外部サイトに誘導することは、お客様が一度その場を離れることを意味します。手続きのステップが増えるほど、途中で離脱されるリスクも高まるため、外部リンクの活用には注意が必要です。
公式アカウントごとに契約が必要
Lステップは、LINE公式アカウント1つにつき1契約という仕組みになっています。たとえば、店舗ごと、事業ごとなどで複数の公式アカウントを運用している場合、公式アカウントごとにLステップの契約をして、月額料金を支払うことになります。
公式アカウントの数が増えるほど費用が積み上がるため、契約を増やしたくない場合は公式アカウントの運用に制限がかかるのがデメリットです。
配信数に応じて費用が増加する
Lステップの料金体系は、配信数が増えると金額が上がっていく従量課金制です。基本プランごとに月間配信数の上限が設定されており、その上限を超えると、より高額なプランへの移行が必要となります。
つまり、費用が負担となり、配信を控えるケースもあるでしょう。事業が拡大してLINEの友だち登録が増えるほど、それに比例してコストも上昇するのも難点です。
Lステップのデメリット(課題)を解決|マーケティングツール UTAGEとは
ここからは、Lステップの課題を解決するツールとして、オールインワンマーケティングツール UTAGEを紹介します。
UTAGEとは
UTAGEは、LINE配信はもちろん、メルマガ配信、ランディングページ制作、ウェビナー配信など多くの機能を備えたマーケティングツールです。
集客から売上までを自動化・仕組み化するというコンセプトのもと、LINEやメールなど複数の配信チャネル(配信手段)を活用しながら、申し込みから決済、顧客管理までを一つのシステム上で完結できるように作られています。外部ツールとの複雑な連携も不要なため、構築や運用に手間をかけず、少人数でも効率的に集客と販売の仕組みを整えられます。
UTAGEについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
H3:UTAGEのメリット
- LINE以外の配信(メールやSMSなど)に対応している
- LINEの垢BAN(アカウント停止)リスクに対応できる
- お客様の情報を一元管理できる
- 決済機能が搭載されている
- 料金が一律:公式サイト数や配信数が増えても変わらない
LINE以外の配信(メールやSMSなど)に対応している
UTAGEは、LINEだけでなく、メールやSMSも併用できるツールです。LINEアカウントとメールアドレスを紐づけて管理できるので、LINEとメールを状況によって使い分けられるのがメリットです。
LINEの垢BAN(アカウント停止)リスクに対応できる
万が一LINE公式アカウントが停止された場合でも、UTAGEを利用している場合は他の手段でお客様に連絡できます。また、公式アカウントをすぐに復旧できるので、販売機会の損失を最小限に抑えられるのも大きなメリットです。
お客様の情報を一元管理できる
UTAGEでは、LINEとメール、申し込みフォーム(ランディングページ)、決済などの履歴をすべてUTAGEのシステム上で管理できます。「いつ」「どのように」「何を申し込んだか」のようなデータを細かく蓄積できるので、役立つ情報や追加商品の案内などを適切なタイミングで送り、次の購入のきっかけを作れるのがメリットです。
決済機能が搭載されている
UTAGEには、クレジットカード決済の仕組みが搭載されています。ランディングページ内に入力フォームを埋め込めるため、決済のためにお客様を外部サイトに誘導する必要がなく、購入途中のお客様が離脱するリスクを軽減できます。
また、決済情報もUTAGE上で一緒に管理できるのもメリットです。
料金が一律:公式アカウント数や配信数が増えても変わらない
UTAGEは、初期費用0円、月額21,670円(税込)の固定料金です。LINE公式アカウントの数や配信数が増えても、追加費用はかかりません。
このほかにも、UTAGEには多くの便利な機能があります。実際に使ってみたい方は、以下のボタンからぜひお申し込みください。申し込み後、2週間は無料でお使いいただけます。

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