UI/UXとは？UIとUXの違いと優れたファネルの作り方

お客様が、自分にとって本当に必要な商品に出会って購入するまでには、商品を見つけ、興味を持ち、比較・検討し、最終的に購入を決断するという流れがあります。

この流れをスムーズに進められるかどうかは、お客様が欲しい情報を、欲しいときに届けられるかどうかにかかっています。
そのカギとなるのが、UI（ユーザーインターフェース）とUX（ユーザーエクスペリエンス）です。この2つはWebページ制作において特に重視される要素で、ビジネスの成功に大きな影響を与えるものです。

この記事では、UI/UXの基本概念や、UIとUXの違い、お客様がスムーズに購入できるファネル設計のポイントを紹介します。優れたUI/UXを構築し、お客様と良い関係を築きながら申し込みや購入につなげたい方は、ぜひ参考にしてください。

Contents

1 UI/UXとは
2 優れたUI/UXを持つファネルの設計方法
3 マーケティングツール「UTAGE」で優れたUI/UXのファネルを構築
- 3.1 UTAGEとは
- 3.2 UTAGEで実現できること

UI/UXとは

まずは、UIとは何かを確認しておきましょう。

UI（ユーザーインターフェース）とは

UIとは、ユーザーと製品の接点となる部分のデザインや機能のことを指します。UIには、たとえば以下のものがあります。

車のハンドルやペダル、それらの配置
電子レンジのボタンや、その並び
ドアの取っ手の形や、その使いやすさ

LP（ランディングページ）やWebサイトのUIとは、たとえば以下のものを指します。

ボタンやリンクの見た目、その配置や使いやすさ
文章や画像、それらのレイアウトや見やすさ
メニューやフォームの形、その操作性
スクロールやスワイプといった動作、その反応の仕方
色使いや文字の大きさ、それらの組み合わせ

続いて、UXとは何かを整理しておきます。

UX（ユーザーエクスペリエンス）とは

UXとは、製品を利用する際の体験全体の価値や満足度のことを指します。UXには、たとえば以下のものがあります。

車の運転のしやすさや、乗り心地の快適さ
電子レンジの使いやすさや、温め加減の良さ
ドアの開閉のスムーズさや、通りやすさ

LP（ランディングページ）やWebサイトのUXとは、たとえば以下のものを指します。

目的の情報や商品を見つけられた時の嬉しさ
欲しい情報にたどり着くまでの分かりやすさ
商品購入の手続きのスムーズさ
ページの読みやすさや、内容の理解しやすさ
サイト全体を通じて感じる安心感や信頼感

UIとUXの違い

UIとUXには、簡単にまとめると、以下のような違いがあります。

UI：お客様が実際に操作する部分のデザインや操作性
UX：そのデザインによって得られる体験全体

優れたUIは、優れたUXの設計に必要不可欠です。UIはUXを構成する要素であり、「UIの良し悪しがUXに影響を与える」という関係にあります。

UI/UXがビジネスで重要な理由

LPやWebサイト制作においてUI/UXが重視されるのはなぜなのでしょうか。UI/UXが具体的にビジネスにどのような影響を与えるのかを、以下3つの視点で解説します。

優れたUI/UXが、コンバージョン率を高める
優れたUI/UXが、お客様の満足度に直結する
優れたUI/UXが、競合との差別化につながる

優れたUI/UXが、コンバージョン率を高める

LPでは、UI/UXの良し悪しがコンバージョン率（メルマガ登録や商品購入などの成果）に大きく影響します。人は感情によって行動するため、直感的に「使いやすい」「わかりやすい」と感じると、申し込みや購入につながりやすくなるためです。

優れたUIのLPは、内容を理解できて、ボタンなども押しやすいため、お客様に良い印象を与えます。それによって安心感や信頼感が高まり、申し込みや購入といった行動につながります。

逆に、情報が整理されておらずわかりにくい、ボタンが見つかりにくいなど、UIが不十分な場合、ユーザーはストレスを感じ、離脱してしまうかもしれません。

このように、UIの良し悪しはUXに大きな影響を与え、コンバージョン率を左右します。

優れたUI/UXが、リピート率を高める

UI/UXがよくないと、お客様が途中で迷ってしまい、目的を達成できないまま離脱してしまいます。

しかし、UI/UXが優れているとストレスなく操作できるため、お客様にとって良い体験になります。すると、お客様の満足度が高くなり、リピート利用につながり、さらに良いUXを提供するための改善につながるという理想的な循環が生まれます。

優れたUI/UXを持つファネルの設計方法

では、実際にUI/UXについて考えてみましょう。

ここでは、お客様が商品を知ってから購入するまでの一連のプロセスを構成する「購買ファネル」を例に挙げて解説します。

ファネルについて詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。

UTAGEのファネルとは｜UTAGEで実現する「売上を拡大するマーケティング手法」を解説

ファネル（購買ファネル）は、一般的に、以下のように4つの段階で構成されます。

認知（商品やサービスを知る段階）
興味・関心（商品について詳しく知りたいと思う段階）
比較・検討（購入を検討し、比較や評価をする段階）
購入（実際に購入や申し込みをする段階）

購買ファネルの最終的な目的は、お客様に購入まで進んでいただくことです。その目的を達成するために、それぞれの段階において、お客様にどのような行動をしてもらいたいのかを考えたうえでUI/UXを設計します。

一例を表にまとめて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

段階	お客様に期待する行動	UI/UX
1.認知	・メルマガ登録・セミナー申し込み	・情報が簡潔にまとまったLP ・内容がわかりやすく、申し込みたくなる
2.興味・関心	・メルマガを開封・本文を最後まで読む	・有益な情報が、わかりやすく書かれているメルマガ・商品の魅力を理解でき、次も読みたくなる
3.比較・検討	・セミナーに参加する・商品詳細を調べる	・実績や購入するメリットなどの情報・不安を解消し、購入決定を後押しする情報が得られる
4.購入	・購入手続きをする	・シンプルで直感的な決済フロー・ストレスなくスムーズに購入できる